令和元年ラグビ-早明戦観戦記
                 山尾紀久(S39年政経)

曇り時々晴れの天候の下、立川稲門会の皆様と秩父宮ラグビ-場で、早明戦を観戦しました。
人気の好カ-ドは観衆2万3千人で超満員になりました。
グランドコンデションは良好でしたが、両校の重量FWがスクラムを組むときに再三芝がはがれる状況でした。25年ぶりの両校全勝対決は36対7で明治の圧勝に終わりました。 試合を通じて、明治のFWの強さが際立ち、特に後半早稲田は防戦一方を余儀なくされました。
前半の早稲田は早くて長いパス回しでバックスを再三走らせましたが明治の防御ラインを突破できず攻めあぐねた感があります。FW戦を避けてFWの遠いところでの攻めに活路を求めた意図は十分に感じ取ることができました。この時間帯に一つでもトライが取れていたら試合全体の流れはまた別のものになっていたかもしれません。
しかし勝負の神は前半20分頃明治箸本(5)が左展開からトライを許し、ゴ-ルもなり7点先取、直後24分早稲田が右展開から岸岡(10)がトライ、ゴ-ルなり7点。その後明治はPGを決めて3点、明治10対7で前半を折り返しました。
緊迫した雰囲気もここまでで、後半は明治FWが猛威を振るい武井(2)が2回、安(1)山村(14)がそれぞれ1回トライ、3ゴ-ルを得て26点、明治コ-ル、拍手が鳴り響き明治の独壇場になりました。早稲田も得点はできなかったのですが、再三相手に攻め込む場面もあり、あと一歩のところまで攻め込みました。早稲田の必死の防御もあり、明治を食い止めましたが、明治の勢いが勝り徐々に点差が開きました。
試合を振り返ってみると、明治のFWは確かにとよかったと思いますが、それに劣らずBKも勝利に貢献したと思います。攻めも守りも一枚上手で、バランスの取れたチ-ムでした。
ラグビ-の試合を見るときに、いつも感じることは、セットプレ-の時、マイボ-ルでのスクラム、ラインアウトで自軍にボ-ルを確保できなければ、試合にならないと思っていました。この試合でも何回か明治にボ-ルを奪われる場面がありました。 ロングキックの応酬もありましたが、最終的にはボールは明治に支配されていたように思います。負けるときはいつもこのような展開となります。 今後明治バックス山村(14)対策と、明治の防御陣(早稲田ボ-ルの時)は横一線で素早く
それぞれの正面の相手に迫っていました。これも早稲田バックスがいつもの活躍ができなかった一因ではないかと思います。このような場面では、斎藤(9)岸岡(10)あたりで 明治の防御陣の後ろに小さなパントを転がせれば、局面は打開できたのではと思います。
今後、早稲田は対校戦G2位で21日花園ラグビ-場で日大・京産大の勝者と戦いますが、
チ-ムを立て直し国立競技場の決勝戦に進めるよう奮起を期待しています。
21日から中野(12)相良FLなどが復帰できるので戦力は厚みを増します。
今年のチ-ムから4年生が卒業すると戦力はダウンすると思われますので、ぜひこのチ-ムで再び明治と相まみえ雪辱を果たしてほしい、これが全国早稲田ファンの願いです。